「俺の話は長い」の感想 コメディータッチで、おもしろい
秋ドラマ、「俺の話は長い」の第1話見ました。 生田斗真さんが、31歳にして、ニートの主人公、満を演じています。 満は、夢を抱いて、コーヒーショップを開いていましたが、お客さんがあまり入らず、失敗。 それ以降、6年もの長い間、ニートをしている青年です。 しかし、この満、ものすごい屁理屈男なんですね。 姉の綾子が持ってきたすき焼きに、「ありえない」と文句をつけ、綾子の家族が家の建て替えの間、同居したいという申し出たのに、「駄目に決まってるじゃん」とはねつけてしまいました。 その理由がなんと、「自分が嫌いなすき焼きを持ってきたから」という驚く理由でした。 すき焼きが嫌いな理由も、とても独特で、高級な霜降り肉に、どす暗い黒いタレをつけて、卵にくぐらせることがだめだと、家族に、延々と語りだします。 そんな満に、姉の綾子は、負けていなくて、「ニートのクセにビジネス語るな」とか、そんなにすき焼き嫌いなら、食べなくていい。自分で肉、買ってきな」 などと、応戦します。 この姉、綾子と、満の言葉のやり取りが丁々発止で、すごく面白かったです。 綾子の役は、小池栄子さんにぴったりだなと、すごく思いました。こんな切り返しができるのは、小池栄子さんしかいないとさえ思いました。 そんな姉と弟のやり取りを微笑みながら、優しく見守る母の房枝、また、何気に満に、鋭いツッコミを入れる綾子の夫、 光司、そして、まだ中学生なのに、すき焼きに関するうんちくが素晴らしい、綾子の娘、春海など、登場人物、家族みんなの性格がとてもユニークで、すごく面白いです。 満は、ただの偏屈な男かと思いきや、意外に優しいところもあり、第1話では、姪の春海を励ましたり、アドバイスをしてあげたりする優しいところも、持ち合わせています。 そんな シーンを見ると、心がほんわり和らぎます。 「俺の話は長い」は、おもしろみもありながら、優しい気持ちになれる、そんなところがすごくいいと思います。
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